
銀座【帯4856】西陣 帯屋捨松製 袋帯
銀座【帯4856】西陣 帯屋捨松製 袋帯
経糸に通した撚金糸の輝きにほんのりと包まれた亜麻色と淡い紺鼠の横段を背景に、金糸の流水に重ねて色とりどりの菊花が繊細な糸遣いで表現された袋帯です。辛子色や赤朽葉色、深紫色に蘇芳色など主張のある鮮やかな色、そして藍鉄色や黒橡色、海松色などシックな彩りをバランス良く調和させた景色は、優雅なモチーフとも相俟って能装束を思わせる豊かな気品に満ちていますね。こちらは西陣証紙No.48、存在感のある帯づくりで定評ある機屋・帯屋捨松さんの作。端正な織り味、秋を運ぶ静かな華やぎが、格高の小紋から付下げ、訪問着などの装いをはんなりと上品に引き立ててくれることと思います。