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銀座【着物3936】本場久米島紬 ゆうな染 着物(反端付)
銀座【着物3936】本場久米島紬 ゆうな染 着物(反端付)
2004年に国の重要無形文化財にも指定された久米島紬は、琉球王府以来の技法をそのままに、糸染めから織りまでの工程の殆ど全てを織り手が一人でこなす、紬の原点ともいえる織物ですね。こちらは透明感のある淡いグレイが美しいゆうな染めのお品。やや明度を落とした絹鼠色が近いでしょうか、清々しい彩りを背景に、草木を染料に用いた丁字茶や黄唐茶のごく細い縞を置き。重ねてトゥイグワーやトーニーなどの絣がすっきりと織り出されています。ごくシンプルに抑えた絣と縞の景色がとてもモダンな表情の一枚。泥染めの穏やかな黒も趣深いものですが、ゆうな染めの澄んだお色にはまた独特の魅力があり、とりわけ秋口や春先にはその美しさが爽やかに映えることと思います。季節の染め帯や工芸色豊かな八寸などを合わせて、現代の久米島ならではの洗練された装いをお楽しみ下さいませ。