銀座【帯4871】綾の手紬 花織 八寸名古屋帯(証紙付)

銀座【帯4871】綾の手紬 花織 八寸名古屋帯(証紙付)

淡い源氏鼠から鳩羽鼠色など灰みがかったシックな紫のグラデーションを細い縞に置いた背景に、柔らかな朱や薄縹などの横段を重ね、更に淡黄色や鴇色、薄縹や深緑、濃色を用いた緯糸浮織でシンプルな幾何文様を表現した八寸名古屋帯です。こちらは本藍や貝紫による贅沢な染めや、小石丸など拘りの糸遣いで良く知られる日本工芸会正会員 秋山眞和さんが主宰する綾の手紬染織工房にて製織されたお品。首里花織の技法が用いられており、ふっくらとした太めの糸による素朴な表情がとても温かな趣きですね。この工房では清らかな水や豊かな植生など自然に恵まれた宮崎県綾町の地の利を生かし、煮繭から機織りまでの全ての作業を行っているとのことですが、手引きの真綿糸を草木で染め、手機でしっかりと製織される紬には、昔ながらの誠実で丁寧な仕事ならではの確かなちからが感じられますね。しなやかで程良い張りのある八寸は締め心地も良く、木綿や紬などの装いに重宝にお使い頂けることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。