
銀座【着物3942】縮緬地 訪問着 灰梅色 萩の図
銀座【着物3942】縮緬地 訪問着 灰梅色 萩の図
秋という季節がある種の感傷を誘うためでしょうか。四季折々の風物を写した着物や帯の中でも、秋草が描かれた景色にはとりわけ心動かされるように思います。落ち着いた淡彩を背景に萩の花が静かに佇むこちらの訪問着もそんな趣き豊かな一枚ですね。灰梅色が近いでしょうか。グレイッシュな大人のピンクの地に金彩の縁取りや箔散らしを添えて、シックな利休鼠や藍媚茶に小さく蘇芳色を効かせた萩の花葉がゆったりと広がっています。甘すぎず、それでいて上品な女性らしさが光る美しい表情は、社交着としての華やぎを備えながらもどなたからも好感度が高く、さまざまな場面で楽しくお召し頂けることと思います。秋のお呼ばれにいかがでしょうか。