銀座【帯4900】龍村平蔵製 本袋帯 銘「正倉花雲文」
銀座【帯4900】龍村平蔵製 本袋帯 銘「正倉花雲文」
贅を尽くした帯の代名詞とも言える「龍村平蔵製」の本袋帯は、西陣の名門 龍村美術織物さんと高島屋さんの共同制作による特別な逸品、龍村錦帯として扱いも限られる最高峰のブランドですね。出自も様々なモチーフが自在に用いられていますが、今回のご紹介は上代の宝物に材を取った銘「正倉花雲文」。深々とした黒色を背景に金銀の平箔糸をふんだんに用い、明るい薄縹色や深い紅色、松葉色に長春色、樺色など鮮やかな彩りを効かせて、霊芝雲を絡めた華麗な唐花文がくっきりと表現されています。金銀の強い輝きと対等の存在感を放つ、切れの良い色をのせた光沢豊かな絹糸、マットな艶を見せる漆箔など選び抜かれた素材を細やかに使い別け、精緻な織技が駆使された一点。ひと目みて龍村平蔵さんの帯と思わせる、確かな個性と重厚感を備えたフォーマル帯の逸品ですね。紋付や振袖、訪問着に色留袖などの装いを晴れやかに引き立ててくれることと思います。この機会にどうぞお手に取ってご覧くださいませ。