
銀座【着物3992】草紫堂製 南部絞紫根染 着物
銀座【着物3992】草紫堂製 南部絞紫根染 着物
古くから南部地方に伝わる茜染めと紫根染めを守り続ける盛岡の工房・草紫堂さんの着物です。こちらの紫根染は熟練の技術を持つ市内近辺在住の女性が一つ一つ時間をかけて手で絞り、染料としてとりわけ稀少性の高い紫草の根を用いて繰り返し染められます。手のかかる入念な仕事を積み重ね、更に仕上げの後に数年寝かせることでようやく目にすることのできる紫根の色はやはり特別なもの。気品香る静かな女性らしさに、どなたも魅せられることと思います。今回ご紹介するお品は、深々とした美しい紫を背景に、幾何文を杉綾風に整然と並べたお品。絞りの滲みが柔らかな平行四辺形の一つ一つがすっきりと白く抜かれた端正な表情の一枚です。比較的白場の多いお品ですので合わせる帯も幅広く、またどなたにも気負い無くさらりと着こなして頂けそうですね。秋の陽に美しく映える紫根染めの着物、お出かけにいかがでしょうか。