
銀座【帯4967】西陣 龍村美術織物製 袋帯 銘「其角歳旦錦」(二部式)
銀座【帯4967】西陣 龍村美術織物製 袋帯 銘「其角歳旦錦」(二部式)
贅を尽くした帯づくりで知られる西陣屈指の名門 龍村美術織物さんのお品から、二部式に仕立てられた銘「其角歳旦錦」袋帯です。こちらは色を深めた利休茶色が近いでしょうか。枯れた趣きの灰黄色の地に黒と茶鼠、金銀糸によって、江戸期の俳人 宝井其角の「日の春をさすがに鶴の歩みかな」の句が酒井抱一の鶴の画と共に細密な織りで見事に表現されています。元旦を祝う晴れやかな句と共に琳派の鶴を配した格調高いお太鼓柄に加え、たれ先や胴前には麹塵色と濃藍色、練色の横段に金糸による牡丹唐草金襴が重ねられており、着装の際には美しく表装された一幅の画とも見立てたくなる完成度の高い構成となっています。龍村さんならではの重厚感あふれる逸品、ぜひ帯を主役とした贅沢な装いをお楽しみ下さいませ。