
銀座【帯4970】浦野理一作 縮緬地染名古屋帯 紅鬱金色 竹の図
銀座【帯4970】浦野理一作 縮緬地染名古屋帯 紅鬱金色 竹の図
紅鬱金色が近いでしょうか。こっくりと深みのある橙色系の地に、千歳緑から暗い深緑への濃淡色に金彩を効果的に添えて、すっくと伸びる竹の姿が描かれた格調高い染め帯です。練達の伸びやかな筆と選び抜かれた個性豊かな色が、竹の強い生命力を清々しく表現していますね。こちらは日本各地の紬織から紅型や藍染め、そして手描友禅等々幅広い技法への理解をもとに、極上の素材と丹念な手仕事による贅沢な着物や帯を遺された染織家・浦野理一さんの作。この方の手描友禅のお品は小袖を思わせる華麗な訪問着に代表されますが、その重厚な存在感がそのまま帯へと引き継がれていますね。繊細な金彩は控えめながらしぼのある縮緬の陰影と共に柔らかく煌めき、染め帯ながら少し改まった装いにも通用する高い品格を感じさせます。お正月の装いにも相応しい優品、上質な無地紬から格高小紋、付下げなどの装いに合わせてお楽しみ下さいませ。