
銀座【着物4042】刺繍 訪問着 松青海波に帆掛け舟の図
銀座【着物4042】刺繍 訪問着 松青海波に帆掛け舟の図
明度をぐっと落とした璃寛茶色が近いでしょうか。暗めに抑えた黄緑系の地に、裾を埋め尽くすように胡桃色の細やかな松青海波を配し、風を受けて波間を進んでゆく帆掛け舟が表現された刺繍の訪問着です。長い長い時間をかけて丹念な仕事が積み重ねられたお品、多種多様の技法を細やかに使い別けた精緻な刺繍が創る重厚な世界には、やはり圧倒的な存在感が光っていますね。立涌や唐花唐草、宝尽くしなどの吉祥文を華やかに配した帆を上げ、幾重にも重なる松の波を越えて力強く前進してゆく舟の姿は、躍動感と共に明るい未来への希望に満ちており、お祝いの場面にこそ相応しい景色が着る方を、そしてお席を晴れやかに引き立ててくれることと思います。この機会にどうぞお手に取ってご覧下さいませ。