銀座【帯5045】西陣 桝屋高尾製 金唐ねん金 袋帯 銘「抽象の華」

銀座【帯5045】西陣 桝屋高尾製 金唐ねん金 袋帯 銘「抽象の華」

西陣の名門機屋・桝屋高尾さんの「金唐ねん金」シリーズのお品から、「抽象の華」と銘された袋帯です。桝屋高尾さんのHPによれば、金唐ねん金は西洋の金唐革を和紙で表現した日本の伝統工芸品「金唐華紙」を織物に、との思いから制作されたもので、マットな質感の箔を巻いたねん金糸を使用し、ふくれ織の技術を針ねん金と融合させて金唐革紙のもつ独特の凹凸感、そして金属箔の光沢感を表現したそうです。こちらは鈍い煌めきを放つ金地に深い緑、滅紫、檳榔子染色などシックな彩りを効かせて大小の菱文が並べられており、シンプルな幾何文様ながら、独自の素材や緻密な織りから生まれる陰影豊かな景色が、実にモダンな存在感を放っていますね。フォーマルとはまた異なる洗練された華を備えた優品。ドレッシーな織りの着物から小紋、軽めの社交着などさまざまな装いに合わせてお楽しみくださいませ。