銀座【帯5074】国画会 森田麻里作 型絵染 紬地名古屋帯

銀座【帯5074】国画会 森田麻里作 型絵染 紬地名古屋帯

鈍色が近いでしょうか。落ち着いたグレイの紬地に明るい彩りの花々が配された型絵染の名古屋帯です。赤朽葉色や浅蘇芳色、鴇浅葱色や退紅色、支子色など朗らかな色をのせて微笑んでいるのは、ビオラやデージーでしょうか。愛らしく生き生きとした表情には、手に取るだけで心満たされるような豊かな生命力を感じますね。ヴィヴィッドに彩られた花とは対照的に、葉や茎にはぐっと渋めに抑えたグリーンや青を置かれており、全体のトーンがすっきりと引き締められています。絶妙な色構成に磨かれた上質な甘さが印象的なお品、こちらは国画会会員として活躍なさる森田麻里さんの作品です。毎年の国展でも素敵な花たちがテーマとなっていますが、柔らかな陽射しに包まれているかのようなのどかな景色にいつもほっと癒されますね。紬や小紋などに合わせて、瑞々しい春を運ぶ装いをお楽しみくださいませ。