銀座【帯5087】国画会 小島悳次郎作 型絵染 紬地名古屋帯(畳紙付)

銀座【帯5087】国画会 小島悳次郎作 型絵染 紬地名古屋帯(畳紙付)

象牙色の紬地を濃藍色と葡萄茶色の絞りの大胆な交差文で区切り、天使や楽士を中央にロバや鹿、イルカや山羊たちがそれぞれに古楽器を奏でる様子が細やかな型絵染で表現された、中世西洋風物文の名古屋帯です。こちらは国画会で活躍なさった型絵染の大家・小島悳次郎さんの作。人間国宝 芹澤けい介さんに師事、洋の東西を問わぬ芸術文化に対する深い造詣から生まれる多彩な意匠を、独特の色彩感で表現なさった小島さん。中世の写本を思わせるようなモチーフや力強い色構成から生まれる豊かな世界に心奪われた方も多いことと思います。今回ご紹介する帯も大胆な絞りと精緻な型による染め、対照的な二つの表現によって、個性あふれるの意匠一つ一つをくっきりと際立たせていますね。優れた型絵染の作品では、対象を型紙に落とし込むことで、それぞれのかたちの魅力がより凝縮されていますが、加えて小島さんが創り出すモチーフたちは、風景の奥に広がる濃密な物語へと見る人の心を誘ってくれるような不思議なちからを秘めていますね。この方の稀有な個性を存分にお楽しみいただける逸品。ぜひご覧下さいませ。