
銀座【着物4103】草紫堂製 南部絞紫根染 着物
銀座【着物4103】草紫堂製 南部絞紫根染 着物
古くから南部地方に伝わる茜染めと紫根染めを守り続ける盛岡の工房・草紫堂さんの着物です。こちらの紫根染は熟練の技術を持つ市内近辺在住の女性が一つ一つ時間をかけて手で絞り、染料としてとりわけ稀少な紫草の根を用いて繰り返し染められます。丹念な仕事をひたすら積み重ねてようやく目にすることのできる紫根の色は、やはり特別なもの。穏やかな華を備えた上品な女性らしさに、どなたも魅せられることと思います。今回のご紹介は七宝繋ぎ文をアレンジしたモチーフ。お色目は明度を落とした古代紫系が近いでしょうか、優しい華やぎが香る紫が柔らかな滲みと共にふわりと浮かぶ美しい一枚です。比較的白場が多めでコントラストも穏やかな印象ですので、お召しになる方を選ばず、春らしい清々しい装いをお楽しみ頂けることと思います。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。