銀座【着物4117】日本工芸会正会員 知念貞男作 本紅型 小紋(反端 落款入)

銀座【着物4117】日本工芸会正会員 知念貞男作 本紅型 小紋(反端 落款入)

やや彩度を上げた木蘭色が近いでしょうか。落ち着いた華やぎを感じさせる鈍い黄色を背景に、葉や茎がくるんと円を描く丸紋の形に水仙や松竹を散らし、間には梅の花枝を配した本紅型の小紋です。淡い緑や紫、藍の明るい彩りと共に愛らしいモチーフがくっきりと浮かびあがる力強い景色に、南国の染めらしい朗らかな個性が輝いていますね。こちらは紅型三宗家の一つとして知られる知念家の紅型を継承し、日本工芸会の正会員としても活躍なさった知念貞男さんの作品です。型を彫り糊を置き、丁寧に色を挿し、隈取りを効かせ…全ての工程が工房内の手仕事で行われる本紅型。地空きの部分が少ない繊細な小紋には、製作にもどれ程の時間と労力が掛けられていることでしょうか。さりげなく松竹梅が組み合わされていますので、祝意を表したい場面にも重宝いただけそうですね。合わせる帯次第でちょっとしたお出かけから軽いパーティなど、様々なお席で存在感のある装いをお楽しみ頂けることと思います。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。