銀座【帯5128】首里花倉織 名古屋帯

銀座【帯5128】首里花倉織 名古屋帯

胡桃染色系の濃淡に所々薄墨色や灰茶色などを効かせた横段を背景に、絽織りや緯糸浮織による幾何文様を組み合わせた名古屋帯です。琉球王府の貴族や士族のための衣服として織り継がれてきた首里織は、花倉織・首里花織・道屯(ロートン)織・手縞・綾の中・総絣など様々な種類に別けられますが、今回ご紹介の帯は首里花倉織の技法が用いられたお品。細い糸による緻密な表現や繊細な絽目が織りなす景色は、可愛らしい雰囲気の読谷山や南風原の花織とはまた趣きが異なり、よりモダンで洗練された印象です。絽目によるさり気ない透け感が入っていますので、気温が上がる春先から単衣時期、秋口などにはとりわけ爽やかに映えそうですね。紬はもちろんドレッシーな織り、紅型など帯合わせの難しい小紋などにもさらりと寄り添ってくれる優品、ぜひご覧くださいませ。