銀座【帯5141】浦野理一作 絽塩瀬地 染名古屋帯 薄雲鼠色 鉄線の図(畳紙付)

銀座【帯5141】浦野理一作 絽塩瀬地 染名古屋帯 薄雲鼠色 鉄線の図(畳紙付)

日本各地の紬織から紅型や藍染め、そして手描友禅等々幅広い技法への理解をもとに、極上の素材と丹念な手仕事による贅沢な着物や帯を遺された染織家・浦野理一さんの作品から、薄雲鼠色の絽塩瀬地に帯からあふれんばかりに咲き誇る鉄線の花が描かれた夏の染名古屋帯です。ほんのりと青緑みを含んだ淡いグレイを背景に伸びやかな描線、濃藍色から青藍色、黒紅色から葡萄色など力強い色彩に金箔や焼箔を贅沢に重ねて、夏の花の豊かな生命力が見事に表現されていますね。この方の手描友禅のお品は小袖を思わせる華麗な訪問着に代表されますが、こちらのような作品を手に取りますと、帯という小さな面積の中にもその圧倒的な迫力が損なわれることなく引き継がれていることを実感します。染め帯ながら少し改まった装いにも通用する晴れやかな格調を感じさせる優品。上質な織りの着物から夏の格高小紋、付下げなどの装いに合わせて、気品香る大人の装いをお楽しみ下さいませ。