銀座【帯5144】しな布 八寸名古屋帯 正倉院夾纈文
銀座【帯5144】しな布 八寸名古屋帯 正倉院夾纈文
さらに色みを深めた芝翫茶色が近いでしょうか。木の樹皮を思わせる枯れた茶系の地に、円形に配された花葉の中央に座す花角鹿が配されたしな布の八寸名古屋帯です。こちらは上代裂に見られる染色技法「夾纈」が用いられた正倉院宝物「茶地鹿花卉丸文夾纈羅几褥」のモチーフに取材したお品、素朴ながら風格ある鹿の佇まいがとても印象的ですね。しな布は縄文期までその歴史を遡ることができる古代布の一つ。現在では山形県や新潟県の一部で僅かに織り継がれている稀少な織物です。しなの木の硬い樹皮を長い時間と手間をかけて糸に績み、丹念に手機られる布は丈夫で水にも強く、さっくりとして野趣豊かな景色は夏の帯地としてもとても魅力的ですね。糸の表情のみでも十分に味わい深いお品ですが、今回のご紹介は更に正倉院文の高い格調が添えられることで、より洗練された帯の個性をお楽しみいただけます。上布や夏織物、よそ行き浴衣など幅広い装いに重宝にお使い頂ける夏帯の優品。どうぞこの機会にご覧くださいませ。




