
銀座【帯5149】八重山上布 九寸名古屋帯(反端 証紙付)
銀座【帯5149】八重山上布 九寸名古屋帯(反端 証紙付)
経糸に紡績の苧麻糸・緯糸には手績みの苧麻糸を用い、草木で染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布は、宮古島の上布と共に手仕事を尽くした贅沢な夏織物として良く知られています。白上布の名の通り、かつては白地に捺染の絣着尺を中心としていましたが、現在では豊富な植物染料と手括りによる多彩な染めによって、各地の上布の中でもとりわけ瑞々しい色遣いの作品が制作されていますね。今回のご紹介はそんな現代的な感性を生かした名古屋帯。ナチュラルな亜麻色の地に櫨色の細縞を漣のように配し、重ねて黒橡色と焦茶色の緯絣による大小の四角形を左右からリズミカルに並べています。トコトコと集まって列を作る四角形の様子がどこか微笑ましさを誘うお品。シンプルで軽やかな景色は、よそ行き浴衣から夏大島や上布など様々な装いに合わせてお楽しみ頂けることと思います。