銀座【帯5160】八重山上布 九寸名古屋帯

銀座【帯5160】八重山上布 九寸名古屋帯

柔らかく色を薄めた辛子色が近いでしょうか。淡く優しい黄色系の地に緯糸には黒や焦茶、経糸には白を添えて、直線と曲線を組み合わせた抽象的なモチーフをおおらかに表現した九寸名古屋帯です。こちらはこの地に自生する様々な草木を染料として苧麻糸を染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布。経糸に紡績の苧麻糸、緯糸には手績みの苧麻糸を用いることで生まれるひんやりとした手触りが、暑さをすっと和らげてくれる涼味豊かな夏帯です。福木、紅露などから得た瑞々しい彩りが、苧麻糸の透明感と共に清澄な景色をつくるお品。夏空に映える爽やかな表情が、上布や夏紬などの装いを朗らかに引き立ててくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。