銀座【帯5178】国指定重要無形文化財越後上布八寸名古屋帯（反端証紙付）

淡い亜麻色と黒色の糸を経緯に組み合わせ、不規則な微塵格子のように配したシンプルな八寸名古屋帯です。こちらは経糸緯糸共に稀少な手績みの苧麻糸を用い、地機で丹念に織り上げられた国の重要無形文化財指定の越後上布のお品。着尺とはまた趣きの異なる、さっくりとして野趣ある地風、落ち着いたシックな彩りを細やかに組み合わせた景色は、無地感覚ながら陰影豊かな表情を備え、人の手と時間を惜しみ無く費やした布ならではの確かな力を宿しています。夏衣の最高峰と呼ばれる越後上布ならではの、ひんやりとした手触りがとても涼やかな夏帯の逸品、とりわけ芯の入らない八寸は、盛夏にも熱がこもらずとりわけ快適な締め心地をお楽しみ頂けますね。同じく上布や夏大島など上質な織りの装いを清々しく引き立ててくれることと思います。この夏のお出かけにいかがでしょうか。