
銀座【着物4177】夏黄八 着物 檳榔子染色 細縞
銀座【着物4177】夏黄八 着物 檳榔子染色 細縞
本場黄八丈の命は美しく堅牢な染め。刈安、椎、マダミを材として数十回も繰り返される丹念な染めによって、金茶、樺、黒、この伝統の三色が生まれます。こちらはその黄八丈独特の染めを施した糸を用いた薄もの、夏黄八の着物。糸染めは八丈島で行い、製織の技術に優れた小千谷にて織り上げられています。茶みを帯びた穏やかな黒と落ち着いたグレイ、輝くような金茶、そしてこっくりとした樺色と黄八丈を織り成す彩りをバランス良く配したシックな縞が、強い透け感と共にふわりと浮かび上がるお品。緯糸に檳榔子染色を通し、強めの色は分量を抑えた繊細な縞の景色は色のコントラストも強すぎず、きりりとした個性を備えながらも粋に走らない、モダンで落ち着いた表情です。白い襦袢をほんのりと透かす濃地の薄物ならではの涼感が際立つお品、季節の染め帯や自然布など素材感のある八寸などを合わせて、夏の強い陽射しに映える凛として風情ある装いをお楽しみくださいませ。