銀座【帯5206】八重山上布 九寸名古屋帯(反端付)
銀座【帯5206】八重山上布 九寸名古屋帯(反端付)
やや色を薄めた木蘭色が近いでしょうか。様々な彩りの微塵縞が走る淡い黄色系の地にすっきりと藍の細縞を置き、重ねて深々とした藍色の緯絣によって琉球独特のおおらかな絣模様が並べられた九寸名古屋帯です。こちらはこの地に自生する様々な草木を染料として苧麻糸を染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布。経糸に紡績の苧麻糸、緯糸には手績みの苧麻糸を用いることで生まれるひんやりとした手触りが、暑さをすっと和らげてくれる涼味豊かな夏帯です。植物から得た穏やかな彩り、美しく整えられたリズミカルな絣が、苧麻糸の透明感と共に清澄な景色をつくるお品。夏空に映える明るい表情が、上布や夏紬などの装いを軽やかに引き立ててくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。