
銀座【帯5213】からむし織 八寸名古屋帯 亜麻色 無地(反端 色紙付)
銀座【帯5213】からむし織 八寸名古屋帯 亜麻色 無地(反端 色紙付)
80%に手績みの苧麻糸を、20%に絹糸を用いて手織られた、からむし織の八寸名古屋帯です。からむしの繊維を用いた糸は盛夏に欠かせない素材として様々な織りで使われていますが、現在では殆どが紡績糸のもの。比較にならない手間暇がかかるとはいえ、昔ながらの手仕事で績まれた糸はやはり身体に優しく、私たちを魅了する様々な特性を備えていますね。こちらは亜麻色が近いでしょうか。わずかな色の濃淡が陰影を生むナチュラルな淡いベージュ色の無地。シンプルで清々しい景色に、素材そのものの魅力が光る使いやすい夏帯です。芯の入らない八寸は盛夏にはとても涼しいものですが、風を通すさっくりと優しい張り、程よく空けられた隙間に加えて、この素材だけが持つひんやりとした質感が、籠った熱をすっと逃がしてくれることと思います。無地感覚ですので合わせる着物を選ばず、夏を通して手放せない一点となりそうですね。米沢 青園工房 吉池貢さんの作で、銀座もとじさんの扱い。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。