銀座【着物4189】夏黄八 着物 檳榔子染色 縞(反端 証紙付)

銀座【着物4189】夏黄八 着物 檳榔子染色 縞(反端 証紙付)

本場黄八丈の命は染め。刈安、椎、マダミを材として何回も何回も繰り返される丹念な染めによって、金茶、鳶、黒の三色の美しく堅牢な色が生まれます。こちらは黄八丈独特の染めを施した糸を用いた薄もの、夏黄八の着物。糸染めは八丈島にて伝統工芸士 西條吉広さんが行い、製織の技術に優れた小千谷にて織り上げられています。今回のご紹介は深い檳榔子染色の地に金茶、鳶色をごく細い縞に置いたお品。黒の無地場を残し、縞にも均等に黒みを帯びた色を重ねることで全体のトーンや色のコントラストが程良く抑えられ、粋に走りすぎないシックな趣きの景色が生まれていますね。白い襦袢を透かした濃いお色目が一層の涼を誘う夏衣。光沢ある袷の黄八丈と比べますとぐっとマットで落ち着いた印象ですので、どなたにもお召しになりやすいことと思います。季節の染め帯や素材感のある八寸などを合わせて、盛夏ならではの風情ある装いをお楽しみくださいませ。