銀座【帯5244】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 九寸名古屋帯

銀座【帯5244】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 九寸名古屋帯

沖縄の風土から生まれた極上の織物 芭蕉布の名古屋帯です。三年もの時をかけて大切に育てた糸芭蕉から繊維を取り出し、細く裂き、一本一本糸を績み…伝統的な染織は例外なく苦労の多い作業が積み重ねられていますが、その中でも筆頭と思われるものが芭蕉布ですね。昔ながらの工程を守り丹精込めてつくられる布は、その技術が国の重要無形文化財に指定されています。今回のご紹介は枯草色が近いでしょうか。くすんだ赤みを帯びたナチュラルなベージュ系の地に藍色の緯絣によって、素朴なモチーフが表現された九寸名古屋帯です。力強い正方形の間に小さく愛らしいマユビチートゥィグワーが配されたお品。極小さな糸の繋ぎ目がそこここに顔を覗かせる野趣あふれる布味やきりりとした絣が、装いに夏の輝きを運んでくれることと思います。上布や夏紬などの装いにいかがでしょうか。