銀座【帯5264】人間国宝 喜多川俵二作 織名古屋帯

銀座【帯5264】人間国宝 喜多川俵二作 織名古屋帯

素色が近いでしょうか。明るい灰黄色の地に同色の亀甲花菱の地紋を置き、重ねて濃紫色や常盤緑色、柳葉色に黄水仙色、蜜柑茶色など美しい彩りと共に、窠文に丁子や蝶をあしらった格調高いモチーフが配された二陪織物の名古屋帯です。こちらは父 平朗さんの技術を引き継ぎ「有職織物」の重要無形文化財保持者として気品豊かな作品を製作なさった、喜多川俵二さんの作。金糸を用いない名古屋帯のかたちではありますが、典雅な意匠と絹糸の豊かな光沢が上品な華やぎを見せており、少し改まった日の装いにも相応しい品位を感じさせる一点ですね。江戸小紋や色無地に合わせて頂けば、お茶の席などにも活躍してくれることと思います。室町の頃から装束を織り続けた機屋 俵屋を率い、有職織物を極めたこのかたの典雅な世界を、さまざまな場面でお楽しみくださいませ。