銀座【着物4233】琉球花織 紺青色 縞に幾何文

銀座【着物4233】琉球花織 紺青色 縞に幾何文

やや色を薄めた紺青色が近いでしょうか。明るいブルーの地に淡いグレイやより色を深めた青の縞を置き、重ねて白の十字絣や精緻な緯浮花織による繊細な幾何文が配された着物です。沖縄には読谷山、首里、南風原、与那国や知花など各地に花織が伝えられており、技法が重なることから証紙が無い場合には断定はいたしかねますが、こちらは読谷山花織と思われる手の込んだ一枚。細やかに濃淡を使い分けることで柔らかく地色に溶け込む縞、小さく赤を覗かせた杢糸を添えることでよりくっきりと際立つ縞、経緯絣による清々しい白の色が、可憐な花織たちと共に実に表情豊かな世界を生み出していますね。沖縄の染織品は、どの産地のものも丁寧な手仕事による景色に心和む温かさを感じますが、花織の清楚な愛らしさはやはり特別なもの。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。