銀座【着物4252】草紫堂製 南部絞紫根染 着物

銀座【着物4252】草紫堂製 南部絞紫根染 着物

古くから南部地方に伝わる茜染めと紫根染めを守り続ける盛岡の工房・草紫堂さんの紫根染めの着物です。こちらの紫根染めは熟練の技術を持つ市内近辺在住の女性が一つ一つ時間をかけて手で絞り、染料としてとりわけ稀少な紫草の根を用いて繰り返し染められます。苦労の多い手間仕事を丹念に積み重ねることでようやく目にすることができる紫根の色は、気高く静かな華やぎを湛え、私たちの心を魅了してやみませんね。今回のご紹介は、四弁の花を並べたような手の込んだ幾何文様。花型の繊細なラインを引き締める、中央に残された四角形の紫の色がとても印象的ですね。端正な幾何文と可憐な花文、双方の魅力をバランス良く備えた美しい景色はお召しになる方や年齢を選ばず、どなたにもすっと寄り添ってくれることと思います。この秋のお出かけにいかがでしょうか。