銀座【着物4261】士乎路紬 微塵縞(反端付)
銀座【着物4261】士乎路紬 微塵縞(反端付)
士乎路とは能登半島の古称。その地にある一軒の工房で製織される紬が士乎路紬です。紬の最高峰である結城紬と大島紬の美点を併せ持ち、最初から程良く着込んだかのような肌なじみの良さを備えた紬をと、故 水島繁三郎さんが繊維科学の専門家としての知識を生かし試行錯誤を重ねて創り上げられた織物で、化学的に研究された泥染めや草木で染色した真綿手引き糸を経緯に用い、手機で織り上げられた贅沢な紬です。こちらは濃色が近いでしょうか。色をぐっと深めた落ち着いた紫色を背景に、明るい紫の微塵縞が表現されたお品。少し離れて見れば無地のような静かな景色ですが、極細い縞が雨のように降り頻る繊細な表情が印象的ですね。作り手の思いを繋ぎ、隅々まで丁寧に手を掛けられた布は、軽くしなやかに身に添い、優しく身体を包んでくれることと思います。帯合わせも自在、秋口からの気軽なお出かけにいかがでしょうか。