銀座【着物4265】薩摩絣 藍色 幾何文
銀座【着物4265】薩摩絣 藍色 幾何文
正藍染による黒みがかった深い藍色の地に薄藍の亀甲絣と蚊絣を使い別けて、一辺が5cmほどの菱形をパーツとしたモダンな幾何文様が表現された薩摩絣の着物です。細い直線と一部に残された無地部分の美しい藍の色が極小の絣の景色を凛と引き締める、精緻を極めた世界に圧倒されますね。極細い番手のエジプト木綿糸を用いて手機で丹念に織り上げられる薩摩絣は、木綿織物の最高峰として名高い布。滑りが悪く湿度でも狂いが出やすい木綿糸の難しさを、東郷織物の永江明夫さんが長年の研究の末に乗り越え完成させた織物で、木綿の認識を覆すような滑らかな風合いと洗練された表情で私たちを魅了します。きりりとした表情の中にも木綿ならではの温かみが優しく滲む一枚。極上の質感と端正な絣の表情に贅を尽くした布ならではの風格が香る、大人のカジュアルスタイルをお楽しみくださいませ。