銀座【帯5377】日本工芸会正会員 四ツ井健作 染名古屋帯(落款入 畳紙 反端付)

銀座【帯5377】日本工芸会正会員 四ツ井健作 染名古屋帯(落款入 畳紙 反端付)

やや色を薄めた灰色が近いでしょうか。光沢感のある淡いグレイの地に苔色や千歳緑色など深いグリーンの濃淡色を用いて、松をモチーフとしたシャープな菱文を表現した染めの名古屋帯です。柔らかなオフホワイトを間に挟んだ爽やかな景色を、深い黒色と海老茶色が凛と引き締めるモダンな表情がとても印象的ですね。こちらは日本工芸会正会員として活躍なさる友禅作家 四ツ井健さんの作品。金沢の加賀友禅の工房で修行、現在もこの地で制作を続けていらっしゃいますが、本加賀友禅作家としての道を選ばず、一友禅作家としての個性を確立し、繊細な真糊による糸目友禅や蒔糊の技法などを組み合わせた清々しい作品を披露してくださっています。四ツ井さんが主宰なさる四ツ井キモノデザインHPには『作品の重要なコンセプトは「着物はファッションである」という事。女性が嬉しくなるような、ファッショナブルで着る事が楽しくなる事を第一に考えて制作している』と記載されていますが、今回のご紹介も、そんな四ツ井さんらしい現代的で軽やかな洗練が光る一点。ドレッシーな紬や小紋に合わせて、現代の着物シーンに映える心弾む着こなしをお楽しみいただけることと思います。銀座もとじさんの扱い、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。