銀座【着物4311】本場結城紬 藁色 色紙散らし
銀座【着物4311】本場結城紬 藁色 色紙散らし
藁色が近いでしょうか。鈍く落ち着かせた黄色系の地に黒色の亀甲絣と蚊絣を使い分け、はらりと色紙を散らした本場結城紬の着物です。一枚には亀甲を詰め、もう一枚には植物文を置いた二枚の色紙を飛び柄に配したお品。渋みのあるくすんだ黄色はまさに色づいてゆく木々の葉を思わせて、これからの季節の景色に美しく溶け込んでくれることと思います。経糸緯糸共に真綿から丹念に手でつむぎ出された糸を用い、地機でしっかりと織り上げられる本場結城紬、その技術は国の重要無形文化財にも指定されていますね。熟練の技術を持つ方々の手間暇を惜しまぬ手仕事によって生み出される贅沢な紬の最高峰。あらゆる工程で大切に慈しまれた布には、絹という素材の素晴らしい特質が遺憾無く引き出されており、ふっくらと軽く柔らかな風合い、奥深い光沢や優しい暖かさを存分にお楽しみ頂けることと思います。シンプルな幾何文は合わせる帯を選ばず、着る人の個性に合わせて様々な表情を見せてくれそうですね。水を通し長く着込む程に真綿へと戻って行くといわれる極上の着心地を、どうぞ長くお楽しみくださいませ。
JR高島屋さんの扱いです。