銀座【着物4318】本場黄八丈 着物 格子文(反端 証紙付)

銀座【着物4318】本場黄八丈 着物 格子文(反端 証紙付)

本場黄八丈の色は八丈刈安・椎と泥染め・マダミから得た三色。島に自生する草木を染料とし、多大な手間と体力を要する作業を20回から40回も繰り返すという染めから生まれる堅牢で美しい色は、江戸期の頃から長く愛され続けてきました。今回のご紹介は、この大変に手のかかった染めによる美しい彩りを組み合わせた、黄八丈らしい凛とした格子の着物。地のお色目としては木枯茶色が近いでしょうか。灰みの暗い茶系を背景に鬱金色に細く樺色や黒色を添わせたシンプルな格子柄が、とてもモダンな景色を創っていますね。難儀な作業を重ねて丹念に染め上げられた黄八丈の糸は、どのお色目も眩しいほどの艶やかさを備えており、その輝きをそのまま映し出した織りの景色には、他にはない力強い個性が感じられます。発色の良さはもちろん、程良い張りから生まれる裾捌きの良さ、しなやかな風合いの心地良さもやはり、手間暇惜しまぬ確かな仕事が尽くされた布ならではのもの。袖を通す度に着る人に確かな満足を運んでくれることと思います。季節の染め帯や工芸色豊かな八寸帯などを合わせて、秋のお出かけにいかがでしょうか。銀座の老舗呉服店 越後屋さんの扱いです。