銀座【着物4362】日本工芸会正会員 小倉淳史作 訪問着 梅に楓の図(落款入)

銀座【着物4362】日本工芸会正会員 小倉淳史作 訪問着 梅に楓の図(落款入)

ややくすんだ水縹色が近いでしょうか。青みを含んだ淡いグレイ系の僅かな濃淡を斑に配し、肩袖裾には牡丹雪のような白と共に楓や梅をはらりと散らした訪問着です。ほんのりとした滲みが優しい絞りに、ごく繊細な筆を添えて花葉のかたちとした景色が実に典雅な趣きのお品。格調高く、そして上品な女性らしさが香る着こなしをお楽しみ頂けますね。こちらは辻が花の復元に尽力した父・建亮さんから引き継いだ友禅と絞り双方の高度な技術を基に、現代に生きる辻が花の美を追究し続ける日本工芸会正会員・小倉淳史さんの作。この方ならではの感性が創る清澄な世界からは、その古典美がより今に相応しいものへと昇華していることを感じますね。訪問着としては一歩控えた静かな印象の装いは、活躍の場も多いことと思います。お子様の式典や改まったお席へのお呼ばれにいかがでしょうか。