銀座【着物4367】東郷織物製 薩摩絣 幾何文(反端付) 

銀座【着物4367】東郷織物製 薩摩絣 幾何文(反端付) 

正藍染による黒みがかった深い藍色の地に明るい浅緋色の絣で、十字を置いた丸文繋ぎを表現した薩摩絣の着物です。絣織りの究極の細かさを追求した綿薩摩の本領発揮とも言えるようなお品で、精緻な蚊絣と亀甲絣が整然と並ぶ景色、そして絣によってすっきりと抜き取られた藍の曲線の滑らかさに目を奪われますね。ごく細い番手のエジプト木綿糸を用いて手機で丹念に織り上げられる薩摩絣は、木綿織物の最高峰として名高い布。滑りが悪く湿度でも狂いが出やすい木綿糸の難しさを、東郷織物の永江明夫さんが長年の研究の末に乗り越え完成させた織物で、木綿の認識を覆すような繊細な風合いと洗練された表情で私たちを魅了します。贅沢に手を掛けられた織物ならではの風格が香る一枚。極上の質感と圧倒的な絣の技を、ぜひこの機会にお手に取ってお確かめくださいませ。