銀座【着物4377】草木染 紬織着物 青朽葉色 無地(添付メモあり)

銀座【着物4377】草木染 紬織着物 青朽葉色 無地(添付メモあり)

琉球王朝の伝統と格式を伝える「首里の織物」の復元・復興の中心的な役割を担い、多大な功績を遺された人間国宝 宮平初子さんの教えを受け、2024年11月には県指定無形文化財「本場首里の織物」の保持者に認定された山口良子さん。首里織の第一人者として活躍なさる素晴らしい作り手さんですね。残念ながら証紙等がございませんが、こちらは山口さんの作品として入荷いたしました紬織の着物です。今回のご紹介は青朽葉色が近いでしょうか。鈍く渋みを帯びた落ち着いた黄緑系のお色の平織り無地着物。首里花織や花倉織など高雅な質感を備えた精緻な作品群で知られるこの方の作品としては珍しい、とてもシンプルなお品ですが、選りすぐりの糸を草木で丹念に染め、確かな技術で織り上げたその景色は、無地でありながら様々な色みを含んだ奥深く見事な光沢を備え、実にエレガントな存在感を放っていますね。どのような帯もしっかりと受け止めてくれる包容力は、やはり丁寧なお仕事が重ねられた作家作品ならではのもの。驚くほどの軽やかさ、しなやかさを備えた風合いにつきましても、特筆すべきと思います。まずはどうぞお手に取ってお確かめくださいませ。