銀座【着物4453】白鷹織 米琉上布 着物(反端 証紙付)

銀座【着物4453】白鷹織 米琉上布 着物(反端 証紙付)

米沢・長井・白鷹など山形県の置賜地方は米沢藩の頃からの織物産地として知られ、この地の紬は置賜紬として伝統的工芸品にも指定されていますね。その一つが板締小絣で知られる白鷹御召、強撚糸を用いることで生まれる細やかなシボが特徴の絹織物です。今回のご紹介は、今もこの白鷹板締小絣の技術を守り続ける数少ない織元 株式会社 白たか織さんのお品から、薄く張りのある質感が涼やかな米琉上布の着物です。一般的には麻素材の織物を上布と呼びますが、こちらはその清涼な質感を絹の強撚糸を用いて再現したもの。憲法色と黒色の糸による黒みを含んだごく深い茶の地に、ほんのり黄みを帯びた白糸で縞を置いたシンプルな景色の一枚です。汗ばむ時期にも肌に付かないさらさらとした布味、白い襦袢を微かに透かす薄ものならではの風情が、とても涼やかな夏紬。帯の背景としても万能で、夏を通して様々な場面で活躍してくれることと思います。