
銀座【着物4474】山下芙美子作 本場黄八丈 単衣着物(栞 ラベル 反端付)
銀座【着物4474】山下芙美子作 本場黄八丈 単衣着物(栞 ラベル 反端付)
黄八丈の織元として、昔ながらの方法を踏襲してきた山下家は、先々代めゆさんの時代から格別の高い評価を受けてきましたが、先代八百子さんの代でさらに大きな飛躍を遂げられました。黄八丈の色は刈安、椎、マダミの三色。その伝統を守りつつも色糸を重ね、織技を工夫することで穏やかな中間色をも表現する八百子さんの黄八丈は、驚くほどモダンで洗練されており、その一連の作品によって、美しくもやや個性の強いこの織物の認識を変えた方も多いことと思います。こちらは八百子さんから山下めゆ工房を受け継がれた芙美子さんの作品で、柴色を主調として、輝くような刈安の黄金色を挿し色に置いた緻密な市松幾何文様。遠目からは細縞のようにも見えますが、複雑な織りを駆使した極小さな市松による構成です。それぞれの色が溶け合うことで彩りの主張が抑えられ、深い光沢と奥行きのある穏やかな景色が生まれていますね。時代とともに進化し続ける山下家の黄八丈、その気品豊かな織り味をどうぞお楽しみくださいませ。