銀座【着物4491】八重山上布 着物

銀座【着物4491】八重山上布 着物

経糸に紡績の苧麻糸(ラミー)を、緯糸には手績みの苧麻糸を用い、草木で染め、手機で織り上げられた沖縄 石垣島の八重山上布です。宮古島の紺上布と並んで古くから貢納布制度によって磨かれた技術が生み出す、爽やかな夏織物。こちらは亜麻色に柳葉色、藍色や朽葉色など天然染料による美しい彩りを自在に用いて、それぞれ反物の幅一杯を使ってしまうような大胆な経緯絣の様々なモチーフが散りばめられた着物です。手結いと呼ばれる技法を用いたおおらかな絣、枯れた色たちが創る力強い景色は、モダンアートのような先鋭的な印象と同時に、古裂を寄せたかのような古色蒼然とした趣きをも感じさせます。そんな際立った個性が、人を包むことで穏やかに落ち着き、洗練された静けさが新たに生まれることにも驚かされますね。捺染の端正な絣が並ぶ白上布の世界とは全く異なる、鬱蒼と茂る南の島の植物たちの生命の輝きをそのまま映し出したかのような、突き抜けて朗らかな表情を、ぜひご覧いただきたく思います。