銀座【着物4494】鈴木苧紡庵作 国指定重要無形文化財 越後上布 着物(反端 証紙付)

銀座【着物4494】鈴木苧紡庵作 国指定重要無形文化財 越後上布 着物(反端 証紙付)

国の重要無形文化財に指定される染織品は、どれも熟練の手技と気が遠くなるような時間を費やした貴重なお品ばかり。とりわけ素材である植物を育て、その繊維を糸にするまでの工程から難儀な作業が続く宮古上布、芭蕉布、そして越後上布は、その清浄な美しさのみならず、湿度の高い日本の夏を快適に過ごすための布としても類い稀な特質を備えていますね。こちらは鳩羽紫色が近いでしょうか。灰みがかった枯れた紫が美しい無地の越後上布です。深い雪に閉ざされる冬の越後で、乾燥に弱い手績みの苧麻糸を雪の湿度に助けられながら地機で織り上げ、早春の雪晒しによって仕上げられる繊細な布は、夏でもひんやりとした肌触り、風をまとうかのようなふわりとした心地良い張りで着る人を魅了します。織り手を育て、糸績みの仕事の価値を説き、越後上布の伝統を繋ぐことに心血を注いだ方として知られる第一人者 鈴木苧紡庵さんが遺された貴重な一枚。極上の糸が運んでくれる優しい涼しさを、存分にお楽しみいただけることと思います。