銀座【着物4495】宮古上布 着物

銀座【着物4495】宮古上布 着物

苧麻を育てて繊維を取りだし極細の糸を績み、乾燥に弱く切れやすい糸を丹念に織り上げる…それぞれ大変な手間暇をかけた仕事を、ひとつひとつ長い時間をかけて積み重ねることでようやくかたちとなる宮古上布は、夏衣の最高峰として良く識られていますね。経緯手績みの苧麻糸のみで織り上げられた贅沢な布は、程良く身体から離れてふわりと風を通す絶妙な張りを備え、暑気を払うような清冽な存在感を見せてくれます。今回のご紹介は独特の黒みを帯びた深い深い藍の地に、精緻な技術による極小の経緯絣で、雷文などの幾何文を組み合わせた複雑な装飾文様が表現された着物。儚げな透け感と共に浮かび上がる典雅な景色に思わず息を呑んでしまう、見事な完成度の一枚ですね。生産数の減少が進む伝統的な紺上布、時をかけて洗練を極めた宮古上布ならではの、贅沢な魅力を存分にお楽しみ頂けることと思います。酷暑の中でこそ輝くその気品あふれる美しさを、ぜひこの機会にご自身でお確かめくださいませ。