銀座【着物4525】八重山上布 着物 白色(桐箱 余り布 雪晒し証紙付)
銀座【着物4525】八重山上布 着物 白色(桐箱 余り布 雪晒し証紙付)
洗い晒したような優しい白の地に薄茶色の絣が細やかに並べられた、八重山上布の着物です。沖縄の石垣島で手織られるこの布は、宮古島の紺上布と同じく古くから貢納布制度によって磨かれた技術から生まれる爽やかな麻織物。最近では島に自生する様々な草木から得た豊かな彩りを取り入れた作品が増えていますが、八重山の白上布といえばその名の通り、苧麻糸のナチュラルな白地に紅露を染料とする薄茶の絣を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。今回のご紹介もひと目でそれと判る特徴を備えたお品で、ごく小さな井桁と蚊絣を組み合わせたシンプルなモチーフは、少し以前の八重山の定番ですね。繊細な糸と精緻な絣がエレガントな宮古上布と比較しますと、やや厚手で張りのある地風に好ましい野趣があり、より親しみ深くカジュアルな印象です。こちらは昭和の一時期衰退した八重山上布の復興に尽力、県指定無形文化財「八重山上布」保持者として活躍なさった 石垣英富さんの作。現在人間国宝に認定されている新垣幸子さんの師としても知られる方ですね。少し時を経たと思われる素朴な布は、今回越後にて雪晒しのお手入れを済ませてあります。程良い張りとひんやりとした手触り等々、素晴らしい素材感に加えて、不純物がすっかり取り除かれて瑞々しく生き返った白の色も、ぜひお確かめいただきたく思います。沖縄の風土に育てられた美しい織物、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。




