銀座【着物4616】本場結城紬 深い鉄紺色 160亀甲 風景文(証紙付) 

銀座【着物4616】本場結城紬 深い鉄紺色 160亀甲 風景文(証紙付) 

鉄紺色が近いでしょうか。灰みの強い深い青系の地に細やかな亀甲絣と蚊絣を駆使し、家屋に太鼓橋、折々の花木など御所解調の風景文が表現された160亀甲総柄の本場結城紬です。最近では殆ど見かけなくなってきた総柄の、昔ながらの本結城の趣を残すクラシックな雰囲気のお品。精緻で滑らかな絣技によって見事に織り上げられた優美な景色には、どれほどの過程を辿ってきたことかと、手に取り眺めるほどに圧倒される一枚です。本場結城紬は真綿から人の手でゆっくりとつむがれた特別な糸を経緯に用い、熟練の技術を持つ方々の手間暇を惜しまぬ丹念な手仕事によって生み出される贅沢な織物。あらゆる工程で大切に慈しまれた布には、ふっくらと軽く柔らかく、奥深い光沢を備えた絹という素材の素晴らしい特質が遺憾なく引き出されていますね。紬の最高峰である本結城の中でも、160亀甲総柄のお品は今後ご紹介も難しいことと思います。良い本結城を一枚とお考えの方、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。