銀座【着物4723】人間国宝 小宮康孝作 江戸小紋 裾模様(落款入)

銀座【着物4723】人間国宝 小宮康孝作 江戸小紋 裾模様(落款入)

藤煤竹色が近いでしょうか。灰みの強い暗く鈍い赤紫色の鮫小紋を背景に、若松や藪柑子を仄かに浮かぶ影のように配した裾模様の着物です。空間を埋め尽くし繊細な揺らぎを生む極小の白い珠の動きに重ねて、葉陰に小さな実をつけた藪柑子、まだ幼い若松が細い葉をいっぱいに広げる姿が風趣豊かに表現されたお品。壺だれのように見えるかたちは溶けかかった雪をも思わせ、息づく生命や季節の気配を内包しつつ、江戸小紋らしい静謐な世界が完成されています。こちらは国の重要無形文化財保持者として多大な功績を遺された小宮康孝さんの作品。小宮さんの裾模様の着物は、比較的大らかな表情に寄せられているように思いますが、今回ご紹介のお品は、極型の緊張感にも通ずる凛とした清々しさが感じられます。帯合わせも様々に、ちょっとしたお出かけからお茶の席、改まった集まりなどにいかがでしょうか。