銀座【帯6101】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 八寸織名古屋帯
銀座【帯6101】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 八寸織名古屋帯
国指定の重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布の名古屋帯です。戦争で一時は生産が途絶えましたが、平良敏子さんを中心とする方々の尽力で見事な復興を遂げた沖縄の至宝、すっと風を通す独特の強い張りや野趣豊かな表情に、南国の風土に生まれ育った布ならではの力強い個性が光る、希少な織物ですね。今回のご紹介は網代のような織地に花織が重ねられた繊細なヤシラミー花織の八寸。画像でご覧いただけますように、こちらの芭蕉布には深い緑や落ち着いた黄色、枯れた赤色など静かな華やぎを持つ彩りが組み込まれています。芭蕉布の染色は琉球藍の藍、車輪梅の茶を基本としていますが、王族や士族階級のための布には福木やインド茜などによる鮮やかな色が用いられていたとのこと。煮綛(ニーガシー)と呼ばれるその特別な芭蕉布には、染色工程に耐えうる、より上質な糸のみが用いられるそうです。存在そのものが贅沢な芭蕉布の中でも、とりわけ丹念に手を尽くされた逸品。糸芭蕉を育て、糸を績み、布のかたちにする工程だけでも、気の遠くなるような労力を要する芭蕉布づくり。その技術を守りつつ、更なる美しさの可能性を探り続ける作り手さんによって、現代の芭蕉布もより洗練され、進化していることを感じますね。芯の入らない芭蕉布の八寸は、夏帯としてこの上ない涼やかさを運んでくれます。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。




