銀座【着物4865】国指定重要無形文化財 越後上布 白色 絵絣(反端 証紙 桐箱付)
銀座【着物4865】国指定重要無形文化財 越後上布 白色 絵絣(反端 証紙 桐箱付)
国の重要無形文化財に指定される染織品は、どれも熟練の手技と気が遠くなるような時間を費やした貴重なお品ばかり。中でも宮古上布、芭蕉布、そして今回ご紹介する越後上布は、その心洗われる美しさのみならず、湿度の高い日本の夏を快適に過ごすための布としても類い稀な特質を備えていますが、素材である植物を育て、その繊維を糸にするまでの工程からとりわけ難儀な作業を要する布として知られています。こちらは微かな灰みを含んだ枯れた白色の地に、薄黒色の緯絣で雲取りに霞、観世水に杜若、透垣に菊、橋に松、芝に網干など、御所解調の優雅な意匠が細やかに表現された着物。清浄でありながらも冷たさを感じさせない優しい白、そして絣足の滲みも趣き深い優雅な景色が、暑気を払うような気品に満ちた夏姿を創ってくれることと思います。深い雪に閉ざされる冬の越後で糸づくりにほぼ1年、機屋さんに手績みの糸が入ってからも、絣糸を染め、乾燥に弱い糸を雪の湿度に助けられながら地機で織り上げられるまで、更に1年以上の時間をかけて布のかたちとなる越後上布。夏でもひんやりとした肌触り、風を纏うかのようなふわりとした心地よい張り、本物の越後上布ならではの極上の着心地は、部外者からは計り知れない厳しい仕事が生み出す贅沢なのですね。生産数が激減した今ではこちらのような手の込んだ絵絣の制作は難しくなっています。越後上布・小千谷縮布技術保存協会制作者の小河正義さん作。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。




