銀座【帯6181】冨田潤作 八寸織名古屋帯(余り布 畳紙付)
銀座【帯6181】冨田潤作 八寸織名古屋帯(余り布 畳紙付)
楊梅色に紅鬱金色や赤銅色、煉瓦色、黒緋色などが近いでしょうか。こっくりとした赤茶系の彩りが複雑に溶け合う景色に重ねて、黒色の細い横段が置かれた紬織の八寸名古屋帯です。それぞれニュアンスを感じさせるシックな色たちは、経糸緯糸の細やかな色差や重なりによって仄かに揺らぎ滲んでゆくような表情が創られており、染めとも織りともつかぬような独特の趣き。太めの真綿紬糸の質感とも相俟って、実に奥深い世界が生まれていますね。シンプルでありながら、言語での表現が難しい色の風景がとても魅力的なお品。こちらは京都嵯峨の里山の自然に包まれた工房で絹や麻、綿に羊毛などの天然素材を用い、多彩な染織作品を制作なさる冨田潤さんの作品です。国際的に高い評価を受けている冨田さん、タペストリーやパネル、ラグなどのいろいろなかたちで表現されたその作品群は、世界各地の美術館にも所蔵されています。様々な手法を用い、独創的な染めが施された糸から生まれる変化に富んだ絣の表情は、和の括りを飛び越えたモダンな洗練と共に、懐深い温かさを感じさせるもの。そのアーティスティックな存在感が紬や小紋などの装いを凛と引き立ててくれることと思います。青山八木さんの扱いです。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。




