銀座【着物4926】久呂田明功作 繍一ッ紋 縮緬地 訪問着 勝色 波兎文(落款入)

銀座【着物4926】久呂田明功作 繍一ッ紋 縮緬地 訪問着 勝色 波兎文(落款入)

勝色が近いでしょうか、黒に近いほどに色を深めた青系の縮緬地に、渋みのある青鈍色の濃淡色や茅色を添えて、飛沫をあげて逆巻く波や跳ね回る兎たちの姿が表現された繍一ッ紋の訪問着です。こちらは江戸友禅作家 久呂田明功さんの作。かつて浦野理一さんの仕事を支えたことで知られる先代の作風を引き継ぐこの方の作品は、繊細な手仕事による大胆な意匠構成に独特の個性を備え、京友禅の女性的な優美とはまた趣きを異にする、凛とした美しさが魅力です。今回ご紹介する波兎文は謡曲 竹生島に由来する意匠で、飛躍や繁栄を象徴するとも言われる吉祥文様。久呂田さんお得意の手法の一つ、高度な辻が花調の表現から生まれた仄かに滲んだような輪郭線とシックな色みが、躍動感に富んだ迫力ある景色を創り出していますね。洒落みや遊びを取り込みながらも、社交のお席に相応しい祝意と格調が光る大作、久呂田さんならではの力強い存在感を、どうぞお楽しみ下さいませ。