お茶のお稽古をなさっている方でしたら炉開き、口切り、初釜、お子様がいらっしゃる方でしたら卒入学などの式典や成人式、そして結婚式やクリスマス、新年などの集まり…etc.
秋から冬、そして新年・早春にかけては様々なイベントが続き、着物を着る機会も多いことと思います。
現代の生活の中で敢えて「着物を着ること」を選ぶ方々は、ファブリックとしての多彩な美しさ、洋服ではなかなか出会えない贅沢な手仕事、色合わせの妙に魅せられた、等々、拘りをお持ちの方が多いのではと思います。
そんな皆さまにとっては、着物は特別な日のためのものではなくもっと普段の生活に近しいもの。だからこそ大切なお呼ばれのための礼を尽くした装いにも、いつもの自分らしさを活かす、そんな装いが主流になっていくのではないかと思います。
いつもの自分の延長線上でフォーマルを考える…
そんなとき、まず思い浮かぶ着物が色無地や江戸小紋ではないでしょうか。今回は着回しの良さで群を抜く色無地・江戸小紋の装いに改めて注目してみたいと思います。
過去にお届けいたしました特集「今日はきもので。Vol.1 江戸小紋を着る日」も合わせてご参照くださいませ。